■妊娠期のマイナートラブルと保健指導との組合せで適切なのはどれか。
1.便 秘―浣 腸
2.つわり―補 食
3.下肢けいれん―葉酸摂取
4.頻 尿―水分制限
|
2 |
1. |
(×)適度な運動、食物繊維や水分の摂取など、生活や食事を改善することで便秘の改善を図る必要がある。妊婦への浣腸は子宮収縮を誘発する可能性がある。 |
2. |
(○)空腹時に悪心・嘔吐が起こりやすいため、補食などにより空腹を防ぐと症状が改善しやすい。 |
3. |
(×)下肢のけいれんはカルシウム摂取不足、疲労などによって起こりやすく、カルシウムおよびビタミンB群を十分に摂取する必要がある。葉酸は造血作用があり、不足は胎児の神経管形成障害に関連する。 |
4. |
(×)初期には増大した子宮、末期には児頭の下降による膀胱の圧迫が原因で頻尿を生じやすい。夜間の頻尿により睡眠不足となるときには、睡眠前の水分摂取を控えるよう指導する場合もあるが、一般的に水分を制限する必要はない。 |
|