■腹部の触診で適切なのはどれか。
1.仰臥位で膝を伸展させる。
2.聴診を行う前にする。
3.深くから徐々に浅く触れる。
4.疼痛のある部位は最後に触れる。 |
4 |
1. |
(×) |
下肢を進展させると、腹部の筋肉が緊張してしまい腹腔内臓器の情報が得にくい。膝は屈曲し、腹部の緊張を取るほうが良い。 |
2. |
(×) |
腹部に炎症等の異常がある場合、触診を先に行うと触診が刺激になり腸蠕動が亢進してしまう場合がある。患者に直接触れるのは、その他の情報を得てからが望ましい。 |
3. |
(×) |
2と同様に、深い部分から触れると、その刺激により痛みが強くなったり腹部の筋緊張が亢進してしまう場合がある。 |
4. |
(○) |
適切である。 |
触診や視診等を用いたフィジカルアセスメントは重要な看護過程の一環である。 |