■コミュニケーションにおけるラポールはどれか。
1.信頼し合う関係
2.言語を用いない表現
3.侵されたくない空間
4.意図的な身体への接触 |
1 |
1. |
(○) |
信頼し合う関係はラポールの形成である。ラポールは信頼関係の重要な概念である。看護理論家のトラベルビーは、看護は出会いから始まると述べ、さらにラポールの形成は看護ケアにとって重要であると述べている。 |
2. |
(×) |
言語的コミュニケーション以外の対人的コミュニケーションをノンバーバル(非言語的)コミュニケーションという。例えば、ジェスチャー、顔面表出、視線、身体動作(視線、身振り、姿勢、接触、顔面表情)、タッチングなどがある。 |
3. |
(×) |
テリトリーを人間ももっている。対人距離ともいう。また、パーソナルスペースという言葉でも浸透しつつある。また、心理学の領域ではプロクセミックスという概念があり、「他者との相互作用において、他者との間にとる距離(対人距離)を研究対象とする研究領域」と定義される。 |
4. |
(×) |
痛みや痒かゆみのある部分を軽く押さえると、痛みや痒みがおさまることがある。これは神経が脳へ情報を伝達するための基準となる閾値が上昇し、痛みや痒みを感じなくなるということが証明されている。タッチングと言われることもあり、撫なでる、抱くといった意味がある。 |
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