第4章●系統別のアセスメント

問  題
正解
解  説

■パルスオキシメータの測定が有用なのはどれか。
 1.鉄欠乏性貧血
 2.一酸化炭素中毒
 3.気管支喘息発作
 4.CO2ナルコーシス

3
1.

(×)鉄欠乏性貧血では、ヘモグロビン量が少なく有用とはいえない。

2. (×)一酸化炭素中毒では、一酸化炭素中毒とヘモグロビンが結合する。一酸化炭素には一価の酸素原子を有するので、パルスオキシメータはかえって高値に出る。
3. (○)呼気性呼吸困難を起こすため、低酸素血症に陥る。パルスオキシメータは有効である。
4. (×)CO2ナルコーシスは抹消動脈血はPaCO2が上昇するので動脈血酸素飽和度は関係しない。

パルスオキシメータとは、患者の指にセンサーを取り付けて動脈血酸素飽和度(SpO2)を経皮的に測定するものである。
動脈血酸素飽和度とは、動脈血中のヘモグロビンがどのくらい酸素と結合しているかを%で表すものである。

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