■尿量減少作用が強いのはどれか。
a.コルチゾール
b.オキシトシン
c.アンギオテンシンII
d.バソプレシン
1.aとb
2.aとd
3.bとc
4.cとd |
4 |
1. |
(×)副腎皮質ホルモン(コルチゾール)は糖代謝や抗炎症作用に関係したホルモンであり、抗利尿作用はない。 |
2. |
(×)オキシトシンは子宮収縮や乳汁放出に働くホルモンである。抗利尿作用もあるが作用としては弱い。 |
3. |
(○)アンギオテンシンIIは血管収縮による血圧上昇を起こす。またバゾプレッシン分泌促進を介した水分の再吸収や、アルドステロン分泌促進を介した水分やナトリウムの再吸収を起こさせる。このため尿量が減少する。 |
4. |
(○)バゾプレッシンは下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンであり、その作用により尿量が減少する。 |
利尿作用をもつホルモンについての知識を問うているが、アンギオテンシンIIの作用については難しいかもしれない。 |