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6回 確認テスト 
第4章 消化管・消化器疾患
18.急性虫垂炎/19.イレウス/20.潰瘍性大腸炎/21.クローン病/22.大腸ポリープ,大腸ポリポーシス/23.大腸癌


以下の〔  〕内に適当な語句を入れなさい.

 

1.虫垂炎には,〔 マックバーニー 〕圧痛点,〔 ランツ 〕圧痛点,〔 キュンメル 〕圧痛点がある.

2.虫垂炎の炎症が腹膜に波及すると,筋性防御,反跳痛,ブルンベルグ徴候などの〔 腹膜刺激症状 〕を認める.

3.垂炎の外科手術では近年,全身麻酔下で行う〔 腹腔鏡下虫垂切除術 〕が行われている.

4.イレウスは大きく機械性イレウスと機能的イレウスに分けられ,前者は〔 単純性 〕と〔 複雑性 〕に,後者は〔 麻痺性 〕と〔 痙攣性 〕に分類される.

5.閉塞性イレウスの腹部単純X線検査では,〔 鏡面像(ニボー) 〕,小腸の〔 ケルクリング襞 〕,大腸の〔 ハウストラ 〕の消失が特徴的である.

6.単純性イレウスの治療では,腸管内の減圧のため小腸に〔 イレウス管 〕を挿入する.

7.潰瘍性大腸炎は粘膜が侵され,びらんや潰瘍を形成する〔 びまん性非特異性炎症 〕である.

8.潰瘍性大腸炎は,病変の広がりにより〔 直腸炎型 〕,〔 遠位大腸炎型 〕,〔 左側大腸炎型 〕,〔 全大腸炎型 〕に分類される.

9.潰瘍性大腸炎の治療では,原則的には重症度に応じた〔 薬物療法 〕が行われる.

10.潰瘍性大腸炎は医療費の〔 公的負担 〕が受けられる〔 特定疾患治療研究事業対象疾患 〕に指定されている.

11.クローン病は潰瘍や線維化を伴い腸管壁の全層にわたる〔 肉芽腫性炎症性病変 〕である.

12.クローン病の急性増悪期には飲食を禁止し,〔 経腸栄養療法 〕を行う.重症な場合や高度な合併症がある場合は,〔 完全静脈栄養療法 〕を行う.

13.クローン病における食事の基本は〔 低脂肪 〕,〔 低残渣食 〕である.

14.大腸ポリープのうち,多発のものを〔 多発性ポリープ 〕,100個以上のものを〔 ポリポーシス 〕という.

15.〔 家族性大腸腺腫症 〕は,放置すれば100%大腸癌が発生すると考えられている.

16.大腸ポリープの治療は,有茎性ポリープでは〔 内視鏡的ポリペクトミー 〕,無茎性ポリープでは〔 内視鏡的粘膜切除術 〕

 (EMR)が原則である.

17.大腸癌は深達度によって,深達度が粘膜下層までの状態を〔 早期癌 〕,固有筋層以下に浸潤した状態を〔 進行癌 〕と分類する.

18.左側結腸の大腸癌では〔 腹痛 〕,〔 便秘 〕などが出現し,直腸癌では〔 血便 〕,肛門痛や違和感が認められる.

19.直腸癌に対する手術には,肛門と直腸など一部腸管を残して切除する〔 ハルトマン手術 〕と,経腹的・経会陰的に肛門括約筋や肛門挙筋も切除する〔 腹会陰式直腸切断術(マイルズ手術) 〕がある.

20.直腸癌術後は〔 仙骨神経 〕や〔 下腹神経 〕の損傷を伴うと排便の変調,排尿障害,性機能障害を認めることがある.