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22分
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発問
どのようなことが,毎日の生活のなかで不自由になるか. |
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説明
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そのような不自由さがこれ以上悪くならないよう,新しい不自由さを作らないように,患者に見合った体操あるいは訓練を行う必要が生じる. |
○ |
また,不自由さがあっても自立できるような工夫について患者とともに考えていくことも必要である. |
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説明
○ |
テキストP.182の図7-1「膝・足関節のサポーター,頸椎カラー」にあるような装具を使うまでには,発症してから相当の時間がかかる. |
○ |
できるだけこのような装具を使わなくてよいように,毎日の生活のなかの動作をよく考え,進行の予防に努める. |
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説明
○ |
疼痛があったり,関節の具合が悪いという症状があると,動くことが少なくなり筋力低下を引き起こす可能性もある. |
○ |
看護者は患者を励ましながら,関節可動域の維持・拡大に努めるとともに筋力を低下させないよう強化運動を行う. |
○ |
筋力強化運動には等張性運動や等尺性運動があり,これらを組み合わせたリウマチ体操なども考えられているので利用するとよい. |
○ |
日常生活では,自宅の椅子とテーブル,洋式トイレ,水道の蛇口などが患者に適しているかなどを確認し,使いやすいものなどを指導する. |
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デモンストレーション
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○ |
デモンストレーションを行い,学生の理解を深める. |
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説明
○ |
リウマチ患者は関節の痛みや変形があるため,作業機能が障害されやすい.特に,握る動作(把持動作)や指先の細やかな動作(巧緻動作),手足を伸ばす動作(到達動作)には障害が表れやすい. |
○ |
看護者はよく観察し,患者が今できることは何か,これからできるようになることは何かをアセスメントし,生活が自立できるように患者とともに工夫する. |
○ |
テキストP.184の図7-3「食事・整容・更衣・排泄の自助具」を参照する. |
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説明
○ |
社会資源の活用について,人々はどこで相談すればよいのか,どのような資源があるのか知らないものである. |
○ |
患者に合わせてアドバイスを行い,また相談窓口を紹介することも必要であろう. |
○ |
詳しくはテキストP.185〜186での,介護保険制度,身体障害者手帳,高額療養費支給制度,年金制度を参照する. |
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課題
○ |
自分たちの住んでいる地域での社会資源について調べてみよう. |
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説明
○ |
患者がつらいことは何かをよく話を聴いたうえで理解し,必要な援助を行う. |
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説明
○ |
リウマチは徐々に進行し,あらゆる日常生活動作を制限していく.家族も患者とともに病気と闘ってきているため,患者と同様に疲労感を感じている場合もある. |
○ |
家族が患者の犠牲になってしまうことのないよう,社会福祉制度の利用や,生活上の工夫など家族に対する支援も必要なことである. |
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